Photo ; British Green Yokohama (Click to enlarge ↓ )
バイク好きを自称しようとも、この Bike を知る者は多分 少数派だろう。
......... "Ariel Ace" いづれ 稀代のバイクとなるに違いない。
"Ariel Atom" で名を馳せる Ariel Motor UK が、昨年から手掛けるスポーツバイクである。
詳細はホームページにも詳しいので、若干見にくいが ご覧いただきたい。 [arielmotor.co.uk]
昨年の1月に ファクトリーを訪れた時は、まだプロトタイプだった。
Ariel社が このバイクの企画を始めたのは 5年近く前の事だった。
そして、同社社長の Simon Saunders の頭の中には、さかのぼる事 更に5年前から、
つまり 今から10年近く前から、彼は この構想を練り始めていたのだ。
特徴的なアルミフレームを基本に、Honda VFR1200 のエンジンを擁し、V4・173hp @10,000rpm、
車重はやや重い 230kg だが、そこはパワフルなエンジンでカバーする。
変速機は マニュアル6速か DCT を Sport or Manual に切り替え、Traction Control も着く。
フレームは 良くあるチューブラー・フレームではなく、アルミブロックをマシニングで削った部材を
溶接して組み上げるという 実にユニークな手法を採る。
各々片方の大きな一片は、斜めのトラスに見える部分も含めて
20cm厚のアルミブロックから削り出す。
そして フロントのサスペンションを Girder Fork か Telescopic Fork をチョイスし、
Fuel Tank、Seat、Exhaust や Wheel 等の主だった部分を選択、その他のオプションを加えて
カスタマイズしていく。 ファイナル・ドライブは Shaft Drive。
0-60mph は 3.4秒、最高速 265km/h。
その他 各部のスペックは、フロント・サスに Showa 43mm adjustable(for Telescopic)、
リアは Single Swing Arm に、同じく Showa の Adjustable Damper を用いる。
Girder Fork Type には Ohlins を使用していた。
ブレーキ・キャリパーは Nissin の 320mm Twin Discs with 6 Piston radial Caliper(Front)、
276mm Single Disk with2 Piston sliding Caliper で、前後に Electronic ABS が着く。
ホィールは Front 17×3.5、Rear 17×6、タイアは Front 120/70ZR17、Rear 190/50ZR17 を履く。
ホィールベース 1541mm。 シート高やタンク容量はチョイス出来る。
以上、1年半前に発表されていたスペックは、ほぼ踏襲されている。
尚、価格は £20,000(本日のレートで 約350万円)からと それなりに高価ではあるが、
その容姿や性能、少ない生産台数などを鑑みると 納得できるものがあり、
持ちごたえ感も十分で、将来的には稀有なバイクになるに違いない。
世の中には 高性能でハイスペックなバイクがいくつも既存するが、
この "Ace" は、是非とも自身のコレクションに追加すべきである。
もちろん、ウチでも扱ってますから !!
Bike (A)
Bike (B)
Future Customers !?
左は 会社の主要メンバーの一人で社長の息子 Henry。 好青年だ。
普段は姿を見せない社長の Simon Saunders も会場に来ていたが、
なにやら真剣な顔でミーティングをしていたので、カメラは差し控えた。
もう一人、セールスマネージャーの Tom もいたが 撮るのを忘れた。
接客中、 ひょうきん者の ...... 工場長か。
去年 私がファクトリーを訪問したのを覚えていてくれた。