2013年11月8日金曜日

Four Wheels to Two


Caterham launches bike division
[Brutus 750]

ケーターハムは モーターサイクル部門を新設し、新たなバイク・メーカーとして進出する旨、
今週 公表した。 ミラノで開催されている International Motorcycle Exhibition
EICMA) に 3台のプロトタイプ・バイクを展示・公開している。
ショーの会期は あさっての10日(日曜日)まで。
ホール10 の H94ブースで 展示されている。
トリノ、モデナ、ブレシアあたりに居る人は、是非行ってみよう。 まだ 間に合う。

さて、バイク初のSUV と自称する "Brutus 750" は、750cc のシングルだ。
C.V.T で駆動し、オンとオフのロードバイクとして、また 仕組みは定かでないが
スノーモビル的な使い方も出来るという。

"Classic E-Bike" は、アルミフレームに 36ボルト・250ワットのモーターを有し、
パナソニックのリチュームイオン・バッテリーで駆動する。
更に シマノ Nexus 3段ギアで ペダルも備えて 足踏みで駆動ができる。
フロント・ディスクブレーキ、リア・ローラーブレーキを持ち、EU圏内では バイク・ライセンス
を必要としないものだ。

"Carbon E-Bike" は、F1 テクノロジーから触発されたデザインとキャラクターを表現し、
カーボンとアルミの組み合わせフレームで、ライダーに合わせてポジションを 3段階に
アジャストすることが出来る。
36ボルト・リチュームイオンバッテリーで シマノ Nexus 8段変速機で ブラシレス・モーター
を駆動する。 前後とも ディスク・ブレーキを装備する。

"Brutus 750" は来春の発売を予定し、他の2機種も来年中に順次用意される。価格は未定。

フェルナンデスは Air Asiaの幹部だった Al-Ishsal Ishak をバイク部門のCEOとして迎え、
チーフ・デザイナーには Alenssandro Tartarini、流通とセールス・マネージャーに
Andreas Leuthe を据えている。
そして ヨーロッパを皮切りに、南北アメリカ、更に 彼らにとって重要となるアジア市場にも、
既に発表している SUV やシティー・カーと共に、バイク・ビジネスを展開する意向だ。

ケーターハムは トニー・フェルナンデスの登場以来、従来のスーパー・セブンの生産を
はじめ、F1チームの運営、"Caterham Technology and Innovation" の創設、
新社屋の設営、アルピーヌ・ルノーとの提携 等々、また、エアロ・セブンの開発を目論み、
そして 今回のバイク部門の新設を発表して 矢継ぎ早にその規模を拡大している。
しかし、フェルナンデスに言わせると、それは自然に予測された成り行きであって、
ケーターハムを手に入れた時点で 既に想い描いていた事だという。

さて この先、"Caterham Groupe" として、このまま何処まで突き進むのか。
彼の頭の中は、周囲からは想像できない新たな展開が渦巻き、
ワクワクしながら 日々を過ごしているに違いない。 ここしばらく、要チェックだろう。
それにしても ケーターハムが バイクを商品化するなんて、誰が想像しただろうか !?

Caterham Classic E-Bike
[Classic E-Bike]

Caterham Carbon E-Bike
[Carbon E-Bike]

Eicma2013-001

EICMA International Motorcycle Exhibition / MILAN,  7-10 November 2013

2013年11月7日木曜日

Track Day Car, also very fast Street Fighter


magnum mk5 0 Magnum MK5
先月末、また変なクルマが(失礼、変わったクルマが ! ) 一台 登場している。
カナダ・モントリオールに在る Magnum Cars が企画・制作する "Magnum MK5 " で、
30日発表当日から受注を開始、価格は ポンド換算で 約£87,000- 。 廉くはない。
2014年夏頃から デリバリーが開始される予定だ。  [為替 / TTS]

X-BowMONO を足してで割ったようなその容姿はともかく、
特徴的なのはやはり 久々に "Suzuki 隼 " のエンジンを搭載していることか。
247馬力 / 11000rpm は バイクエンジンならではの高出力で、高回転域が トルクの
非力さを補っている。 併せて カーボン素材を多用した545Kg の乾燥重量は 十分軽く、
6速シーケンシャルの変速機を介して、それが バイクのままかどうかは定かでないが、
0-100Km/h の3.2秒と 最高速240Km/h は実用域だろう。

公道走行をするべく カナダの保安基準に準拠するも、当然 サーキット走行も考慮に
いれているワケで、MONOX-Bow 同様 プッシュロッドで作動するアジャスタブルな
コイル・ダンパーユニット、不等長なダブル・ウィッシュボーンと超軽量アルミホィール、
フロント225/40R18、リア265/35R18 のタイアと相まって、卓越したハンドリングを生み出す。
更に、最適なベダル位置を割り出す スライディング・ペダルボックスやアジャスタブル・
ブレーキ・バイアス、ラップタイマーを備えたデジタル・メーターパネル、リアビュー・モニター
等、サーキットや公道でのドライビングをサポートする様々な仕掛けを装備している。

また、一千万円を軽く(!?)超える車輌価格からも 想像される通り、航空機グレードの
仕上げを誇るアルミ削り出し素材やハブ類、4ポッド・キャリパー、カーボン・コンポジットで
生成される2座席分のシート、軽さに貢献する小さ目な 35 リットル燃料タンク、
耐水性のあるスゥェードを巻いたステアリング等々、価格に見合った技術的な仕上げを
施こし、ハイエンドな感覚を味わえるクルマが出来上がった。

そもそも、Magnum Cars の歴史は古く、68年に起業して 主にフォーミュラカー・タイプの
レース車輌のコンストラクターとして キャリアを積み、かっては ジル・ビルヌーヴらが
そのハンドルを握っている。 カナダのレース・シーンは 我々に あまり馴染みが無いが、
この様なクルマを輩出する十分な下地が有る様なので、羨ましい限りだ。

magnum mk5 5 570x235 Magnum MK5

2013年11月3日日曜日

Abu Dhabi GP 2013

[BBC Sport]
Abu Dhabi GP
東北 楽天の快勝で終わった今年の日本シリーズ。
そしてこの時間、間もなく アブ・ダビ でも 決勝レースがスタートする。

最初の 1コーナーに入ったのは、 やっぱりベッテル !

Lap12 ; 予選失格で最後尾スタートしたライコネン。
     10周を過ぎても 最後尾のままで、三味線を弾いているのか !?
     そして 間もなくリタイア。(10周を過ぎても ラップごとのリザルトに
     リタイアの表示は無かったので 勘違いしたが、結局彼は 0周で
     リタイアしていたのか。つまらぬ憶測をしてしまった。 失礼 ! )
     ロータスは かろうじてグロージャンが4位で喰らいつく。
     ライコネンは 早々にサーキットを後にして 帰ってしまった。
     チーム内での不協和音が続く。

Lap33 ; グロージャンが 2位に浮上。 ワン・ストップ作戦か !?
     ベッテルは首位をキープ。
Lap38 ; グロージャンがピットへ。 フレッシュ・タイアに交換。
     ワンストップで終えることはしない模様。
Lap40 ; ウェバー、ロズベルグが 上がり、グロージャンは 再び4位へ。

23:31  ; ここで テレビ放映開始 / BSフジ。

Lp55 ; チェッカー !  一位ベッテル  二位ウェバー   三位ロズベルグ。
    グロージャンは四位入賞。

全般に 危なげないレースだった。


[Full Race Results Final]

2013年11月2日土曜日

Days of Shelby


60年代、当時のル・マンで常勝チームだった フェラーリの快進撃を食い止めるべく、
FORDGT40 をもって 立ち向かった。
その際に フォード・チームのレース・マネージメントと 車輌の開発を大きく支えたのが
Carroll Shelby で、 フォードに数々の栄光をもたらすことになった。

今回、Tom Cruise 主演で Joseph Kosinski 監督、20世紀Fox が制作・配給する映画、
"Go Like Hell" は、トム・クルーズ演じる シェルビー が、FORDShelby American
名の下、著名なレースの数々を制した栄光の軌跡を辿る。
制作の詳細と公開日は まだ未定。

トムは、90年に "Days of  Thunder" で、NASCAR のレースを舞台に 好演しているが、
今回のShelby 役で、再び レースの世界を演出する大役を演じることに。
かっての Steve McQueen"Le Mans " を超える名作に為りうるのか、
期待されるところである。


2013年11月1日金曜日

Ross Brawn

    [TheGuardian]
Ross Brawn

このところ、メルセデスのF1チーム代表・Ross Brawn の去就が話題になっている。

2008年にホンダがF1を撤退し、彼は それを引き継ぐカタチで Brawn GP を立ち上げた。
翌年には 早くもバトンをチャンピオンに導き、その統率力の片鱗を世に示している。
その後 彼は、メルセデスと アブダビの投資会社・アバールに株式の大半を譲渡したが、
"メルセデスGP " の代表として留まっていたものだ。

しかし、メルセデスGP になってからは 3回の優勝を手にしただけにとどまり、
チームは技術面のテコ入れの為、マクラーレンから Paddy Lowe を迎え入れることになる。
そして、ブラウンのポジションは 曖昧な状況に陥ってしまった。 
ブラウンは、あくまでチーム代表として残留することを条件としていた為、
今週、彼は メルセデスを離脱することに腹を決めたのだと各メディアが伝えている。
http://www.bbc.co.uk/sport/0/formula1/24725406
余談だが Lowe は今週、20歳年下のガール・フレンドと結婚した様だ。(.... ま、いいか !?)

さて、今年 1月24日のThe Guardian に、興味深い記事があった。
http://www.theguardian.com/sport/2013/jan/24/ross-brawn-mercedes-future
それによると、ブラウンは 既に この時点で、マクラーレンからパディ・ロウが来ることを
予測していたのだ。 やはり その洞察力は ただ者ではなかった。

そして、2015年に ホンダが エンジン供給のカタチで マクラーレンと共に F1 に復帰する
にあたり、ブラウンとマクラーレンの繋がりが 再び取り沙汰されたりしている。
しかし それとて 未だ確証は無く、マクラーレンのウィットマーシュも これについては
言明していない。 また、ブラウンは別のカタチで FIA会長のジャン・トッドと手を組む
のではないかとの憶推があるのも事実だ。

結局、 この結論には 今しばらくの時間が必要な様で、
これからの F1 ストーブ・リーグに向けて、噂の絶えない事となろう。

2013年10月30日水曜日

Vettel の気持ち!!

[f1fanatic.co.uk]
Sebastian Vettel, Red Bull, Buddh International Circuit, 2013

ベッテルとレッドブル・チームマネージャーは、27日(日)のインドGPの決勝レース終了直後、
スチュワードに呼び出された。  チェッカーを受けて一周した後、直ぐに向かうべきだった
車輌検査場Parc Ferme :仏語に 自身のクルマを移動させなかったことに対し、
FIA Fomula 1 Regurations の43.3項に違反したとして ベッテルは戒告処分になり、
チームには€ 25,000- の罰金が科せられている。

ベッテルは、チェッカーを受けた瞬間に決定した 年間ワールドチャンピオンと併せ、
チームも コンストラクターズ・ウイナーを獲得した " 嬉しさのあまり !? " に
グランド・スタンド前のフィニッシュ・ラインに そのまま進み、ファンの大歓声の中、
白煙を上げて " ドーナツターン" を披露、クルマに飛び上って 声援に答えた。
更に 自身のマシンのノーズに向けて "インド式に !!? " ひれ伏して 感謝の意を示した。

ベッテルは、この行為について レース後のコメントで、" Parc Ferme に向かわなければ
ならないのは判っていたが、激情を抑えられなかった"  と告白、
また 主催者は、" チームはドライバーに対し 適切な指示を行う事を怠った" としている。

ま、日本流の " 大岡裁き " は無かったワケで、処分を真摯に受け止めた という事か。
それにしても、その瞬間のベッテルの気持ちは 判らないでもないが、
取り敢えずは  "目出度し、めでたし !! "  という事だろう。

ちなみに 彼は 2011年の鈴鹿でも、" ドーナツ"  をサービスして 歓びを表現している。

[crash.net]

2013年10月27日日曜日

Indian GP Final / The man is a machine

    [BBC Sport]
Mark Webber

[土曜日 最終予選]

現地15時、ベッテルのポールでスタートした 2013 Indian GP

ベッテルが Lap2 で早くもピットイン !
しかし、その後 ピットアウトしてからは 怒涛の追い上げを見せ、
Lap13 には 3位まで戻す。 そして Lap15 では 2位のペレスを追尾。
トップを走るウェバーと共に 間もなく 1-2 体制か。

さて、ここで筆者は所用で 一時外出します。 悪しからず。
また、後ほど。


そして 今 戻ってみて、ウェバーが Lap40 でリタイアした事に驚く。
あと 10周を残して、ベッテルがトップ、ライコネン 2位。

更に ファイナル・ラップ。 ベッテルが行く。
................ フィニッシュ !!  2013年 チャンピオン 決定 !!!
レッドブルは 年間コンストラクターズ・ウィナーも獲得。

3位 グロージャン、ライコネンは惜しくも7位。
それにしても 今年のロータスは 良く頑張ったネ。

ブラジルまでの残り3戦、各ドライバーは 来季の事を想い浮かべながら
どの様に過ごすのだろうか !?

[Full race results]

Exige S ; V6 Cup & V 6 Cup R



台風一過、快晴に恵まれているであろう 今日の富士スピードウェイで行われる
 "Japan Lotus Day"。 全国のロータス好きが集う。

そこで、明るい(?)話題を 一つ。  ちょうど2年前、Nurburugringで 初めて その姿が
目撃されて以来、やっとのことで デリバリーが始まっている "Exige S・V6" だが、
今後 日本にも順次入荷することになろうが、それに加えて 既に本年初頭のバーミンガムで
正式にデビューした "Exige S / V6 Cup & V6 Cup R" も本格的に稼働し始める様だ。
今日のロータス・デーにも、現車が出向いていることだろう。
尚、この8月下旬の週末、ブランズハッチで開催されたレースでも 先頭を切ったのは
"Cup R " だった。
http://www.brandshatch.co.uk/calendar/2013/august/lotus-festival.aspx
http://www.youtube.com/watch?v=auKHmEaW9M0

富士に先んじ 一昨日25日、英国Autocarロータス本社に隣接する Hehtel
テスト・トラックで行ったビデオ・レポートを公開している。
http://www.autocar.co.uk/car-video/video-lotus-exige-v6-cup-road-car-vs-race-car
もちろん、今月号のAutocar 本誌でも詳細に解説しているし、サイトでも同様だ。
http://www.autocar.co.uk/car-review/lotus/exige-v6-cup

"V6 Cup" は、余分な内装を削ぎ落として ロード・ノイズは増したが、全体で約60Kg も
軽量化させた。 ロール・ケージと消火器を追加し、エンジン出力は従来通りだが、
コイル・ダンパーユニットを改良し、二段階に調整可能なダンパーで その効き目も
コントロールできる。
新しいシートは やや乗り心地を損なうものの、オン・ロードでも十分使用できる状態にある。
つまり 自走でサーキットに出向き、まる一日 トラック走行を楽しんだ後、再びそのまま
帰途に着くことが出来るものだ。

しかし、更に上級を求める者にとっては、"Cup R" が用意されている。
内装の軽量化はもちろん、エンジン出力は 366馬力までパワーアップされ、
X-Trac の6速シーケンシャルをパドルでコントロールする。
フロント・スプリッターとリア・ディヒューザーを改良、AP Racing の4ポットキャリパー、
Touring とSport、DPN Off が選択できる アジャスタブル・サスペンション、
クイック・リリースなエンジン・カバー、軽量バッテリー、さらに レーシング・シートと
6ポイント・ハーネス、FIA規格の消火器とロール・ケージを備え、このままCup Race
参加出来るものだ。
しかも、ビデオで見る限り、それなりのロード・クリアランスも確保しているので、
ナンバーの取得も考慮に入れたいところで、たぶん それは可能だろう。
ただし、オンロードでも 快適かどうかは 保証の限りではない。

さて、"本題" に入る。
来年3月に デリバリー予定の V6 Cup 及び V6 Cup R につき、
ウチでは 予約可能な状態にある。
但し、台数は極く 限られるので、早急に連絡をいただきたい。
britishgreenyokohama@gmail.com
現ロータスの最高位のトップ・モデルを 早々に入手できるチャンスなので 熟考されたし。


[Exige V6 Cup]  0-62mph / 3.8Sec、最高速 265Km/h、車重 1100Kg、345Hp / 7000rpm
          P Zero Trofeo 、205/45 ZR17、265/35 ZR18  £62,995-
[Exige V6 Cup R]  0-62mph / 3.5Sec、最高速 265Km/h、車重 1040Kg、361bhp / 7200rpm
          Avon ZZR、205/45 ZR17、265/35 ZR18  £74995-

では、日がな 日曜日、インドGP のベッテル / チャンピオン決定の期待も含め、
いい休日を過ごされますよう !!  放送は BSフジで 23:30 から。
もちろん 当ブログでは、それ以前に オンタイムで結果はお伝えしますが !

2013年10月25日金曜日

急げ、Exige S !!

[inautomobile]
lotus exige s test drive
やっと動き出した "Exige S"。
今からオーダーしても、日本で入手するには しばらくの時間を要する。
来春以降、イヤ 一年先か!?

そして、今日は イイモノを見つけてしまった。

今月末、英国で 間もなくデリバリーされる Motorsport Green(オプション・カラー)の
新車・Exige S が一台。 このクルマは、ほかにも かなりのオプションを装備する。
イギリスの何処に在るかは 企業秘密だ。 (チョット大袈裟だな ! )
尚、もう一台あったが、現地で 即刻 売れてしまった。

本国でも 品薄気味で、今回も若干のプレミアムが付くが、大した額ではない。
船で運んでも 年内には 日本に到着するし、もっと早く欲しい人は 飛行機なら
積んだ翌日には着いてしまう。 但し、飛行機賃は高いヨ !

興味のある方は 至急、当方まで ご連絡を。

2013年10月24日木曜日

SEVEN 入門


Caterham Seven 160 rear

ケーターハムは セブン初の "K Car" に向けて 着々と準備を進めているいる様だ。

当初は本年末にデリバリー開始としていたが、 実際は来年初頭からの生産開始になり、
"Seven 160" として 英国デーラーの店頭に並ぶのは 多分 来春頃だろう。
日本でのユーザーへのデリバリーは、車検の取得を含め 夏頃になるかも知れない。
軽大国の日本にとっては 一石を投じるモデルになろう。(無事に軽登録出来ればの話だが。)

それはともかく、今回 ケーターハムが強調するのは "伝統への回帰" である。
言うまでもなく  "ライトウェイト" は セブンの原点だが、500Kg を切り 490Kg とした
その車重は 十分評価するに値する。
英国では "七分組み" 状態のキットフォームが £14,995- でも販売されるが、
日本では 車検の問題もあり、完成車 (£17,995-)が基準となるだろう。
でも、どうしても 残り三分を 自分で組んでみたいという人は、ウチに連絡を。
一応、約£3,000-の節約にはなる。  [為替 Today : TTS]

ジムニーに積まれる K6A・エンジンは Caterham CTI の手で 80馬力にチューニングされ、
5速ミッションとリジットのデフ・ユニットも スズキ製を使用する。
オプション、プライス・リストは次の通り。
http://uk.caterhamcars.com//sites/default/files/content/seven_160_price_list_v.2013.01.pdf
尚、 エアロ・スクリーンが標準で、フロント・ウインド、サイド・スクリーン、幌やヒーター、
全塗装はオプション扱いとなっている。

また、[Piston Heads] が 早々にオンロードで レポートしている。
この際は ヨーロッパ仕様のLHD"Seven 165" だったが、 基本的な内容は変わらない。
"Seven 165""5" は、Euro 5 のエミッションにパスしているという意味の "5" で、
本国版RHD(右ハンドル) は "Seven 160" と表示される。
http://www.pistonheads.com/news/default.asp?storyId=28697

さあ、団塊の世代のアナタ、老後の楽しみは コレでしょ !!
早く乗り出したい人は、早々に Britishgreenyokohama@gmail.com まで。
ケーターハムが予定どおり造ってくれれば、来年5月の連休には 乗れるようにと想いますが。

2013年10月16日水曜日

Radical RXC


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英国は 時折 強烈なロード・カーを世に輩出する。
最近でも Caterham 620R がデビュー、年末から来春にかけてリリースが開始されるが、
この "RXC" は それに先んじ、まず  一月のバーミンガムのレーシングカー・ショーに初見参、
春先のフランクフルトで 大々的に披露されている。 ラジカル初のクローズド・モデルだ。

Ford 3.7 リッター V6 を380馬力に仕立て上げ、0-100Km/h を2.8 秒、
最高速は280Km/h に達する。 別に 3.0 リッター V8・480馬力も用意できる。
それを パドル・シフトの7速シーケンシャルで 路面に伝達している。

この容姿で ロード・カーだ。 走りは推して知るべし。 しかも エアコンまで 装備できる。
£100,000- 近い価格だが、その内容と走りは 価格通りだ。  [為替]
路上での存在感も 推して知るべし !!  ま、硬派でしょ !
アウト・ローな あなたには 打ってつけ !!              [Video]

RXC is the best usable Radical ever

2013年10月14日月曜日

休日は イタリア

 [ZerCustoms]

イタリアは豊かだと思う。 まだ行ったことはないが。 そして日本は本当に "豊か" なのか !?
何が豊かかって、例えば 上の写真のたたずまいだ。
横浜だったら この古びた壁は とっくに壊されて 新しいビルが建っていることだろう。
古いものを温存するのか、新しいものに造り変えていくのか、
一見 後者の方がいい様に思えてしまうが。
果たして どちらが豊かに成り得ると言えるのだろうか !?

古来、日本も 古いものを大事にしてきた ....... ハズである。
しかし そのセンスは欧米とは異なっていた。 成長力もあったし、壊す力もあった。
でも そんななかで、" ヴィンテージ " という感覚は育たなかった。 もちろん 今も。
つまり、心の豊かさは 二の次にしてしまった。
多分、自分達には無かった憧れを強く求めてしまった結果だろう。

そして 新しいものを次々に生み出し、消費していく。 しかし それはクォリティーを伴わない、
表向きは小奇麗な街や住まいが出来上がったが、長い年月の中で いい味を醸し出すものは
残念ながら 無い。 だから 百年後の日本の街は 今とすっかり変わっているに違いない。
六本木ヒルズだろうが ミッドタウンだろうが、丸の内や大手町のビジネス街でも、
今の最新のビル建築は 百年の風雪が染みついて いい味を出していくものとは想われない。
いみじくも それが日本のセンスだから。

でも、この写真のイタリアの壁は 百年後も ほぼそのまま残っている可能性は非常に高い。
今迄も数百年に渡って イタリアもイギリスも そうしてきたし、これからも変わらないだろう。
何をもって 豊かで居心地のいい世界なのか、おのずと答えは決まっている様だ。
日本の心の糧はどこに求めたらいいのか ?


さて、写真の本題に戻る。
自分が高校生の頃、六本木のミツワ・自動車に ランボルギーニ・エスパーダが入庫した
という情報を得た私は、これは大変なクルマが上陸したものだと想い、
ミツワに出向き、写真を撮らせてもらうべく 高校生ながら 用意したタバコ 2箱を
そばにいたメカニックに差し出し、目的を果たした。
その際、ガレージの奥にたたずんでいたのが この写真にもある 350GT だった。

日本には ほぼ皆無のヴィンテージ・ボート。 上記ボートはさらにスペシャルで、
当時の Riva の工場で  ランボルギーニ 350GT のエンジンを二基がけで装備している。
今回 約三年をかけて この "Riva Aquarama Lamborghini" はレストアされ、
内外装ともに生きかえった。 そして再び 今からの50年、100年を過ごす為に。
心の豊かさと共に、いい時間を駆け抜けていくことであろう。

本当の "大人の心の豊かさ"  が ここにある .........

2013年10月13日日曜日

Vettel、You're the best team in the World.     Thanks boys. I love you !

   [BBC Sport]
Japanese fans

[実況]
さて、鈴鹿は今 ちょっとしたサプライズだ。

Lap25 現在、ロータスのグロージャンが先頭を走る。
そして ウェバーとベッテルが すぐ後を追っている。

しかし、Lap30 で グロージャンはピット・ストップ、Lap35では ベッテル、ウェバーの順
となっている。 そして ベッテルもピット、ウェバーがトップに立ち、
Lap40 では ウェバー、グロージャン、ベッテルの順に。

Lap43、ウェバーもピット。 目まぐるしく順位が変わる。
ベッテル、グロージャン、ウェバーの順に。 Lap45 ではアロンソ5位、ライコネン6位。
グロージャンは ウェバーをうまく押さえ、いい仕事をしている。

しかし、ピット前ストレートで ついに ウェバーが グロージャンをオーバーテイク !
そして Chequered Flag !!

一位ベッテル、2位ウェバー、3位グロージャン。
それにしても グロージャンは よく頑張ったネ !   去年の鈴鹿では 散々だったのに。
また、昨日の私の予想通りに レッドブルのワン・ツーとなったじゃん !!

トップ・テンは 以下の通り。

1) Vettel  2) Webber  3) Grosjean  4) Alonso  5) Raikkonen 6) Hulkenberg
7) Gutierrez  8) Rosberg  9) Button  10) Massa

[Full Race Results]

2013年10月12日土曜日

Webber !!

[Fomula 1.com]


 












ウェバーは今季初のポールを得た。 これも 彼の実力のうちだろう。
しかし、ベッテルも負けてはいられないのだから、
明日の決勝はワン・ツーか。

さて、いいかも。

 [Full Qualifying Today]

Saturday Music / ワイルド・ワンズ


ザ・ワイルド・ワンズ・アルバム

昼間の東京は10月とは想えない 30度近い真夏日だった。
そんなワケで この夏の最後として(?)、 この曲を引っ張り出してみた。
66年11月に "思い出の渚" でデビューを飾った "ワイルド・ワンズ" は 一世を風靡した。

既にヴィンテージともいえる、60年代を代表するグループ・サウンズ。
10年近く前のある夏の日、北原さんのご自宅でのパーティーで、リーダーの加瀬さんに
お会いしている。 真っ黒に日焼けして 庭の芝生でくつろぐ その姿には、往年の面影が漂う。

加瀬さんは 有楽町と新橋の間、銀座コリドー街の地下で "Kennedy House" を運営し、
自身も出演している。 時折、加山雄三らも そこで唄っている。
60年代は日本のゴールデン・エイジ だった。
クルマの世界でも FORD GT40 をはじめ、多くの名車が輩出している。
いい時代であった。  僕のアタマの中は 60年代で止まったままだ。

青空のある限り  海は恋してる  愛するアニタ  あの頃  青い果実  明日に続く道

2013年10月11日金曜日

Suzuka Special

  [Pic. MV-Online]
Formel 1 : Suzuka: Vettel zum 34. Mal auf Pole - Mercedes schwach

今日の鈴鹿の初日プラクティスで、一回目はハミルトンがトップを捕るも、
二回目はベッテルが制し、安定した強みを発揮している。
[First & Second Practice Today]

ところで ベッテルは、昨年同様に 特別のカラーリングを施した 鈴鹿仕様のヘルメット
用意した。  [Source F1Gate.com]

彼をはじめ、鈴鹿のレース・オペレーションに対する各ドライバーの信頼は厚い。
6日の韓国GPが終了するや、主だったドラーバーは 早速 韓国を後にし、
日本に移動している。

そして この鈴鹿で ベッテルが優勝し、アロンソが9位以下になった場合には、
今季のベッテルのチャンピオンが鈴鹿で決定するが、全ては 13日(日曜日)の結果による。
しかし、こればかりは 神のみぞ知る !! 
もし アロンソが頑張った場合は 今月末のインドGP当たりが目途かも知れない。

2013年10月8日火曜日

This is a Caterham

   [AutoCar]
Caterham targets expansion through tie-ups

ケーターハムは ルノーとのジョイント・ベンチャーの中で、
より少ない投資で "90% of a Caterham Crossover" を造り上げるという 自信のほどを
語っている。 だから 我々の様な小規模な会社でも それが可能なのだと。
そして、それらは "Fun to Drive with Lightweight" も忘れてはいないと。

Fernandes は、ジャガー・ランドローバーを手に入れた インドの "Tata" をイメージし、
Rangerover Evoque の成功を思い浮かべているに違いない。

い~ネ !!  待つ価値が有りそうだ。

2013年10月7日月曜日

"As big as we can without killing ourselves"

     [Pic. AutoEXpreee]
Tony Fernandes and Jack Rix

先月のシンガポールGPの本戦を前にして、ケーターハムの総師 Tony Fernandes
AutoEXPRESS のインタビューで、今後 3年以内に リリースしたいとする 新たなSUV
City Car について、明確なビジョンを示している。

彼は 今迄の様な Seven一本やりではなく、もちろん Seven を中心とするも、
新たに開発する"Aero Seven" を含めて、彼の予想する市場のニーズにあわせた
SUVCity Car の構想を熱く語った。

それは かっての ロータスのDany Bahar が目指したような広大な計画ではなく、
Caterham F1 からの技術的なフィードバックを応用しつつ、ルノーのプラットフォームと
エンジンを用いた新たなクルマ造りに対し、あくまでケーターハム流で事を進めるという
強い意思表示が感じられる。

つまり セブンの如く ライトウェイトのコンセプトを貫き、F1チームの匂いの色濃い
クルマ造りに加えて、Alpine との提携をきっかけに 新しい市場分野も開拓していくという
Fernandes なりのビジネス・モデルを 彼は頭の中に描いているのだろう。
手堅く、今までにない展開が予想される。

果たして この業界の第三勢力と成り得るか、今後のケーターハムに 期待しよう。

2013年10月6日日曜日

Korean GP / 2013

    [BBC Sport]
Sebastian Vettel celebrates beside second placed Lotus Formula One driver Kimi Raikkonen and third placed Lotus Formula One driver Romain Grosjean

今日の 韓国GPのレース結果は 上の写真の通りだ。
ベッテルは これにより さらにチャンピオンに近づいた。
それにしても 今年のロータスは 大したもんです !!

詳しい映像は このあと、3時間後に 21:00 から BSフジで。   [Full Race Results]

                   さあ、次は SUZUKA だ !

2013年10月5日土曜日

F1 カレンダー

         [BBC Sport]
Jenson Button

 鈴鹿の前哨戦ともいえる 明日の韓国GP決勝。 予選でも ベッテルの強さが際立った。
  [Starting Grid Tomorrow]

ところで、モンツァのあとに発表された来年の暫定カレンダーは、先月末になって更に改定、
いまだ暫定ではあるものの、かねてから危惧されていた ニュージャージーでのレース開催
追加され、かってない 年間22戦が予定されている。

しかし 各チームにとっては 相当なハード・スケジュールとなり、問題視する向きもある。
そんな中、まだ暫定とされる 韓国、ニュージャージー、メキシコの3ケ所のうち、
来年度の韓国での開催の交渉は難航しており、難しそうだ。
常に問題となるのは、レースのマネージメント費用をいかに調達するかだが、韓国も しかり。
最後に追加されたニュージャージーのプロモーターは、一億ドルの費用を何とか調達する
目途が立ち、エクレストンを納得( !? )させたのかもしれない。

対岸のマンハッタンのスカイラインを背景に 160フィートの高低差がある一周3.2マイルの
ストリート・コースは、話題性を含め モナコに次ぐ市街地コースとなる可能性が高い。

かって、我が横浜の みなとみらい地区でも レース開催が噂されたことがあったが、
F1 レベルの市街地レースのオペレーション経験が無い日本では、見果てぬ夢に終わっている。
レース関係者はともかく、行政と警察の意識レベルの低さが問題となろう。 無理だ。

さて まずは今月の鈴鹿で、しばらくは聞くことが出来なくなるNA の爆音を しっかりと耳に
焼き付けておこう。 2015年には マクラーレン・ホンダの復活の話も本決まりとなったし、
HONDA が取り仕切る鈴鹿サーキットのレース・オペレーションは世界屈指のものであり、
自慢してよい。  SUZUKA は 永遠だ !!

2013年9月29日日曜日

たまには 京都 !

[クリック 拡大 ↓]

千年の都、Kyoto
そこには様々な文化を のみ込むチカラが有る。
タダ 古いだけではない。 今の時代をも生き抜くチカラを心得る。

久しぶりに仕事を兼ねて 京都に出向いた。
"兼ねて" だから、当然 遊びも "食" もある。 そして 新たな発見もした。

仕事の忙しさも 束の間、"腹が減っては仕事もできぬ" ので、"食" を捜しに
木屋町界隈に出向いてみた。 高瀬川沿いにそぞろ歩くと なにやら気になる店を発見。
昔から 私は鼻が利く。 川を跨いで入ったビルの2階には 期待どおりのたたずまいが。

シェフの船越氏は 女性ながら 世界のレストランを またにかけて修行を積み、
ここ京都にたどり着いたという。 そして今年初め、この地に "Kiln" が開業した。
食して納得、見ても納得。 そして十分な満足を得て 今宵の眠りにつくことになった。

今日は 昼間に2台のSeven( 1台は 日本では数少ないCSR)と 白のElise
京の町を駆け抜けるのに遭遇。 わずか2~3時間の間に密度の濃い出会いを得た。
さすが京都は好き者が佇む。 かって 大原の里では 薄水色のG4にも出くわしている。

千年の古都は おいしい !  もちろん、イギリスも おいしい !!

写真: today's bread ;)

2013年9月23日月曜日

Aero Seven Concept


CATERHAM SEVEN
ケーターハムは 先週金曜日(20日)に "Aero Seven Concept" を公表し、
トニー・フェルナンデスのお膝元、昨日のシンガポールGP の会場で ケーターハムF1
元ドライバー、コバライネンらが同席して プレス発表を行った。もちろん、フェルナンデス自身も。
http://paultan.org/2013/09/20/caterham-aeroseven-concept-premieres-singapore/
http://www.youtube.com/watch?v=BoUAMAcHsXw
http://www.youtube.com/watch?list=UUn68HUuoX0gL_GtcQI3bSJA&v=hXgj14wum8s
これが、今月初めから流布されていた "Zenos" ということか。
現段階では"コンセプト" だが、今後開発を煮詰めて 2014年秋には発売にこぎつけたい意向。 

これは CTI(Caterham Technology and Innovation)が中心となって開発を行い、
Catreham F1John IIey をチーフとして、プッシュロッド式のフロント・サスペンションや
ダンパー、アンチロールバーやリアの独立懸架等、F1からの技術的なフィードバックに加えて、
Caterham Cars 自身のスキルの積み重ねにより クルマを完成へと導く。
既存のSeven CSR のシャシーをベースにカーボン・ファイバーを多用したボディーを組み併せ、
車重635Kg の" ロードカー " としてのリリースを目指すものだ。
この計画は、最終的に 2016年をメドに Alpine / Caterham の共同開発によるニューモデル
の実現にも リンクすることになるだろう。

エンジンは Caterham Seven 485 から流用する Ford Duratec 2リッターの自然吸気で
237bhp / 8500rpm を基本とするが、更なるオプションを含め 別バージョンのエンジンも
用意される可能性が有る。
Hingham に在る CTI で 開発されるエンジン・マネージメント・システムや、
LeafieldF1チ-ム からフィードバックされるトラクション・コントロール、
Bosh のアンチロック・レーキシステム等の組み合わせを加味し、
ステアリングに装着されたスイッチにより、"Race""Road"の2つのモードが選択でき、
Pit Lane Speed Limiter 等も装備される。

また、ダッシュパネルには、同じくCTI が 開発した、RPM やシフト・ポジション、トラクションや
ブレーキのセッティング、エンジン・オイルのレベル等、様々な情報が3Dで表示される。
足回りは フロント・ディスクに4ポットキャリパー、タイアは Avon CR500 で、
フロントは 6.5J×15、リアは9J×15のホィールに 各々195/45R15 と 245/40R15 の
タイアが組み合わされる。
 
"Aero Seven" の生産はダートフォードの現工場で行われるという。
(そんなに広くないけど、大丈夫か !?)

ケーターハムのマネージング・ディレクター、Graham Macdonald によれば、
今回の "Aero Seven" は これからの様々なニーズに合わせてケーターハムが開発を
予定するスポーツカー群の最初の礎えとなるものだと言い、これ以外のモデルも念頭に
置きながら 将来に向けて開発を進めていく事になる。 更なる発展が期待されるところだ。

実は これらの話には伏線がある ... 、 と想う。
つまり このクルマ、"A110-50" の存在には 忘れ難いものがあるからだ。
そもそも アルピーヌ・ブランドの復活話はここから (いや、もう少し前から)始まっている。
フェルナンデスは アルピーヌとの合弁を考えている最中に、"これはウチで出来る"、と
踏んだに違いない。 彼はいいものを見つけてしまった。
しかし、今回はまず、ケーターハム・ベースのクルマ "Aero Seven" を提案し、
次あたりにワンサイズ大きい この"A110-50" を眼中におさめているのではなかろうか。

更に フェルナンデスは、アジアに於けるシティーカーとSUV のマーケットを念頭に、
ルノー製の モジュール化したプラットフォームが有るのだが、その かなりの部分を利用した
クルマの開発も試みようとしている。 これについては ルノー側が主導するのではないか。
エンジンは多分 1.6リッター・ターボだ。
実は ロータスも ほぼ同様なことを考えていた。 彼はロータスに代って それを成し遂げるべく
考えているに違いない。 ということは、ここ5年位で やろうとしているのか。 3年かもしれない。

今回、アルピーヌ / ケーターハムの合弁に付き、フランス側のベース基地となるのは、
Dieppe にあるルノー・スポールのファシリティーだ。
ドーバーに面した この港町は、フェリーで対岸のイギリスの港 Newhaven に直結し、
そこからA26A21、さらにジャンクション からM25 を テムズの河口近く、ダートフォード
の工場に向かえば、船の時間も含めて 約半日で移動できる距離である。
しかも ジャンクション の北側には ケーターハムの街があり、駅前にショールームもある。
(ショールームは現在 ジャンクションからM 23で 南に約15Km下った Crawly に移動している。)

今後 10年、20年先には、かってのロータスがそうであったように、
英国の小さなキット・カー会社は、スポーツカーの潮流を変える様な 大きなうねりに
発展するのだろうか ?


Caterham AeroSeven Concept - 2
Caterham AeroSeven Concept - 7

2013年9月15日日曜日

日曜日は ..... 、" Rocket !! "

      bloomberg.com/ss

このクルマの事を 忘れないで欲しい。  かの Gordon Murray が考案した" ロケット" だ。

69年頃、ブラバム・F1チームを擁していた 現 F1界のボス、バーニー・エクレストンは
マレーをチーフ・デザイナーとして迎え入れ、以後 マレーの際立ったセンスは ブラバムに
数々の栄光をもたらした。 86年に マレーはマクラーレンに移籍し、その後 約20年間、
F1カーを始め、名車となった McLaren F1McLaren メルセデス・SLR 等を手掛ける。
(現在 彼は " Gordon Murray Design " を主宰する。 Murray in Japan 

その間 マレーは 自身でも 小規模なプロジェクトを行っているが
元レーサーでもある Chris Craft と共に "Light Car Company" を立ち上げ、
92年に この"Rocket" を発表している。

当時の YAMAHA FZR1000のエンジンをドナーとし、米ワイズマンの副変速機を備えて
Hi-Low 2段とリバースを確保し、結果 前進10段・後進5段の特異なクルマが出来上がった。
ちなみに McLaren F1のトランスミッションも ワイズマン製を使用する。

ロケットは 縦タンデムの二人乗りで、後席のパッセンジャーは ドライバーを抱え込むように
着座し、足はドライバーの両脇に投げ出す格好になる。
僅か350Kg の車重で 145馬力ということは、まさに ロケット・スタートを彷彿し、
バイク・エンジン故にトルクがないので 発進には気を使うが、一度繋がってしまえば
その加速感は恐ろしく速く、まさにロケット並みなのである。

ロケットは 多分、最初の5年間くらいの間に50台位が生産されたと思う。 100台は無いだろう。
そのうちの一部は ヨーロッパで シリーズ戦を行っていた。
日本には 最初に Car グラフィック誌が テスト・リポート用に 緑のロケットを 自身で購入し、
しばらく "社用車" として使用、その後売却されている。 その次は 私の知人の白いクルマで、
3台目が ウチが持ち込んだ赤のロケットだと思う。 以後 5台を販売させていただいた。
他の分を含め、日本国内には20台弱が有るのではなかろうか。

ところで 私は 下記ビデオに映っている ロケットの小さな工房に出向いたことがあり、
訪れた時には 3台の新車が制作中であった。

その際 驚いたのは、ロケットのエンジンを2基つなげた、非常にコンパクトな2リッターの
V8が台上に鎮座し、横には そのV8用の、これまた とても軽くて緻密に仕上がった
スペース・フレームが置いてあった。 次はこのクルマを造るのだという。
簡単な説明用のパンフレットも貰ったが、今となっては そのクルマが何という名前だったか
思い出せない。 しかし 2度目に訪れた時には、野外で試走した際に あまりにも パワフル
だった為に クラシュして路肩の立木をなぎ倒してしまい、以後 計画はお蔵入りになった
のだという。 手製のアルミ・ボディーを纏った いいクルマだったのに !

今日、ロケットの話題を書くために発見した このビデオには、よ~く目を凝らして観ると
スタッフの後ろに そのV8と スペース・フレームが映っている。 奇遇だ。
[Rocket Factory]

そして今回、上記 赤のロケットが 検2年付きで販売に供される。 630万円を予定している。
新車当時は 800万円を超える価格で販売したように思う。 今となっては希少車だ。
英国でも、中古車は 思いのほか高い。  ちなみに ロケットはまだ、新車の発注が可能
なようだが、今は 倍近い値段らしい。(一千万円台後半。)多分 数年以内に製作は終わるだろう。
こんなクルマはめったに 有るものではないので、当ブログ・ユーザーに 是非手に入れて
貰いたいものである。 連絡を頂きたい。

それでは 日がな 日曜日と明日の連休、いい休日をお過ごしください !

2013年9月14日土曜日

Caterham Super Seven / 620R


The Caterham Seven 620 R goes from 0 to 60 mph (96 km/h) in 2.8 seconds

年々進化を続ける ケーターハム・セブン。 ロータスから引き継いで 40年の歳月が。
そして 本年末からデリバリーを開始する予定の "620R"" ロードカーとして " 
この40年の集大成となる自信作だという。 既に 7月のグッドウッドで お披露目した。
素人目に その容貌は変わらずとも、その内容とクォリティーは 格段に進化している。
私自身 79年に初めてケーターハムを入手し、ずっと その成り行きを見守ってきた者に
とって、その進化(真価)は想像をはるかに超えてしまっている。

約20年前、ケーターハムは 250馬力の "JPE" モデルを限定でリリースしたが、
つい最近 JPE を オンロードで乗る機会を得て、改めて当時の出来映えに納得したものだが、
ロードカーとしては ハンドリングに若干の違和感を感じないでもなかった。

しかし 今回の "620R" を鑑みるにつけ、その完成度は 容易にに想像できる。
今や ケーーターハムは 自身のF1チームを有し、そこからフィードバックされたクルマの挙動は
20年前の JPE より相当な変化(進化)を遂げているハズである。
しかも、現社長の Graham McDonald のコメントによれば、"かなり 運転しやすいハズだ"
と言っており、その高いポテンシャル由に 決してセブン初心者には薦めるものではないが、
セブンをかなり知り尽くした者には 垂涎の的となるだろう。

僅か545Kg のボディーに、2リッターのフォード・デュラテック を スーパーチャージャーで
310馬力(7700rpm)に増強、ドライサンプを標準装備、新しい6速シーケンシャルを介して
最高速は249Km/h、0-60mph は2.79秒を叩き出す。
これは 単純に比較すると、軽自動車に450馬力のエンジンを積んだに等しいから
その走りは想像出来るでしょ !!  しかも 足廻りは "F1育ち" だ。

更に、ロードカーであることを示す様に、オプションとして 幌やサイドスクリーン、
ヒーターまで ちゃんと用意している。 イモビライザーとクイックリリース・ステアリング、
13インチのセミ・スリック(Avon ZZR)は標準で着く。 熱対策も しっかり やり遂げた。

さて、当店の価格は 20年前の JPE と同じ 998万円(検付・諸費用別、全国統一価格)
としてみました。  いかがでしょうか ?   その内容からしたら、十分お買い得 !?

[Autocar Opinion]

Kimi !!

[BBC Sport]
キミ·ライコネン(左)とフェルナンド·アロンソ

この時期は 最終戦を待たずに 各チームとも、来季からのドライバーの " 引き抜き " に
余念がない。  BBCライコネンのフェラーリへの移籍について、この月曜日(9日)
には 確証を得ていた。
そして 水曜日(11日)、スクーデリア・フェラーリからのプレスリリースで この事が正式に
確認されたものだ。  当面、2年間の契約だが ひとまずこれで 一件落着となった。

ロータスは、これを "歓迎する" とコメントしたものの、"...... ン、惜しい ! " と思ったに違いない。
ライコネンにしてみれば、今季は給料の遅配やらで ロータスとの間で 何かと懸念を抱いて
いたが、それよりも 彼は F1人生の終幕をフェラーリで迎えたい、との想いが強かったのでは
なかろうか。  もとより 彼自身は 多くを語らないが、それだけに心のうちは計り知れない。

でも、まずは " 目出たし ! " か。

2013年9月11日水曜日

"Zenos" all new product


イギリスから またひとつ 新しいクルマが登場する。 ここ一週間ばかり、各誌が騒いでいる。
とは言っても  あと2~3年は待たなければならないかも知れないが。

"Zenos" と言うが、実は まんざら我々にとって "馴染み" がないワケではない。
つまり、これを仕掛けているのは ケーターハムの元社長 Ansar Ali だからだ。
そして、CTI (Caterham Technology and Innovation Limited ) 
Mark Edwards がプロジェクト・リーダーとして関与していることだろう。

Ali は ケーターハムの創業者グラハム・ニァーンの亡き後、ロータスのゼネラル・マネージャー
を退いて ニァーンの息子のサイモンから同社を引き継いだ。
(ケーターハムは 現在、2011年に エア・アジアのボス、トニー・フェルナンデスが買収し、
Caterham F1 Team の名で F1 にも参戦している。 現社長は Graham McDonald

さて、Zenos は 今後5年以内に オープン・トップの"E10"タルガ・トップの"E11"
更に クーペ・モデルの"E12" を画策する。 E10 は 早ければ来年末には販売を開始する。
アリの素性からして、ロータスやケーターハムと何らかの連がりが考えられないでもない。
Zenos Cars は独立した法人だろうが、ケーターハムのボス・Tonny Fernandes の資金力が
強く反映されるかもしれない。

スペックの詳細は明らかでないが、650~750Kgの車重に フォード Duratec HE Ti-VCT
NA200Hp をベースに ミッドマウントされるが、更にスーパーチャージャーのパワーアップ版も
追加されるハズだ。 各モデル共、エリーゼ もしくは KTM X-Bow に近いサイズになるだろう。

今回 注目されるのは、アルミを多用したチューブラー・フレームとリサイクル・カーボンの
組み合わせでボディーを構成し、コストと軽さを両立させている点だ。
そして これらのプロジェクトに対して州政府の資金援助も認可される見込みである。 
さらに "E12" は、ケーターハムとアルピーヌのプロジェクトにリンクする可能性も有る。
いずれにせよ、バックには 親分 トニー・フェルナンデスの影が 色濃い。
彼は "Caterham" の名のもとに ライトウェイト・スポーツの世界で新たなビジネスモデルを
構築する腹づもりだ。

それにしても イギリスって、大衆車としての純国産車は 殆んど無くなってしまったが、
こんなクルマが かなり頻繁に登場するなんぞ、なんとも うらやましい限りだ。
"大衆車しかない" 日本の国産車は とりあえず普段の足グルマとして乗り、
こういう 英国車を併せ持つことが、人生を心豊かに 楽しく過ごす "コツ" ではなかろうか。
少なくとも 我々にとっては、いいこと知ってしまったかも知れない !!

2013年9月8日日曜日

Monza 2013

    [BBC Sport]
Italian GP

首尾よくスタートした ベッテル、 まずは最初のコーナーを制する。

しかし、1周目に早くも異変が。
フォース・インディアのディレスタとグロージャンが 絡んだか。 タイヤが 飛ぶ。
この後、ディレスタは リタイア。  この件は あとで審議の対象となるだろう。

レース中盤、ベッテルのあとに 約11秒遅れて アロンソが続く。


あと10周を残して ベッテル、アロンソ、ウェバー、マッサの順。

残り5周。 ハミルトンが 11位のライコネンを追従。
残り3周で ハミルトンは ライコネンをかわし 10位に。 更に9位に浮上。
グロージャンはこの時 8位。

そして チェッカー !   ベッテル 優勝 !!
2位 アロンソ、3位 ウェバー、4位 マッサ。
グロージャンが8位、そのあとハミルトン、バトン、ライコネンと続いた。

ベッテルとアロンソの差は 5.467秒 だった。   [Full Race Results]
                       [Italian GP Gallery / BBC Sport]
詳しい映像は このあと、約一時間後、23:30から BS フジで。

Sunday in UK

[Telegraph]

英国の何げない風景。
たまの日曜日に、こんなところで過ごしたいと想うのは 私だけではないだろう。

でも、英国車に乗っていれば 誰でも そんなチャンスは訪れる。
大切なのは、イギリスに "こだわる" ことだ。
そうすれば、きっと こんな風景に出くわすことができる。
だって、私がそうだから。

しかし 観光のパッケージで渡英しても、めったに こんな景色に巡り合えるものではない。
少なくとも 自分でクルマを調達して、地図を片手に移動するしかない。
おススメは 英国内の書店や高速道路の売店等で入手できる地図:"A to Z"。
イギリスの道路は 都市部の路地裏を含め ほぼ全てに道路名や番号が附ってあり、
また ロータリー式の交差点(ラウンドアバウト)や 交差点角の建物の壁に、これらの番号や
名前が表記されているので初めて行くところでも 迷わず到達できる。

高速道路は全部タダだし マナーも良く、追い越し車線をマイペースで走るバス・トラックは
無い。大都市でも大きな交差点を除き 信号機はなく、大小のラウンドアバウトで一時停止し、
クルマが来なければそのまま進むことが出来る。
移動は もちろん、レンタカーで十分である。  そうすれば イギリスを満喫できる。
いや、そうしないと 満喫はできない。  結果、得難い経験をするものだ。

さあ、行ってみよう !

このブログで見るようなクルマが、なんで イギリスで生まれるのか よく分かるに違いない。
だって、私がそうだから。

まずは 英国車に乗ること。 そこから 世界は変わる。  本当だ !!

2013年9月7日土曜日

F1 / Monza

         [BBC Sport]
Romain Grosjean (up) and Felipe Massa

Monza で開催される イタリアGP で、昨日(金曜日)行われた Practice2 の結果では、
ベッテルが 1分24秒453で1位、以下6位までは ウェバー、ライコネン、グロージャン、
アロンソ、ハミルトンと続くが、12位までの間に 1分25秒台が11人も連なるという 熾烈
な争いとなった。 かくも厳しいプロの世界だ。  マクラーレンは9位・10位だった。

マッサは フリー走行中のピットレーン出口で、信号誤認から 同僚のアロンソに ニアミス
してしまい、しかも セッション終了を示す赤ランプ点灯後に ピットレーン出口のラインを
超えてしまっていた。 これにより 主催者側はフェラーリ に罰金一万ユーロを科す事に。

また、ロータスはライコネンにのみ ロング・ホィールベース車を用意してセンションを試み、
プラクティス1では 良い結果を出したものの、プラクティス2はグロージャンと全く同じタイム
(1分25秒116)であった。 これを鑑み、最善の策を得る為に 本戦ではキミもノーマル車
で臨むことにしている。

ところで、2014年 F1の暫定カレンダーが発表となっているが、これによると
かねてから 懸念されていた マンハッタンを眺むハドソン川の対岸で開催予定の
ニュージャージー・F1 は、今回もカレンダーから外されている。
F1のボス、エクレストンは 先月のCNN インタビューで、ニュージャージのオーガナイザー
の資金調達不足を理由に開催を見送った旨、表明している。

来年は F1史上最多の21レースが予定され、3月16日のオーストラリアを皮切りに、
7月6日には シルバーストーン、10月5日に鈴鹿、10月19日が ソチ 等々と続き、
11月9日にメキシコが復帰、11月30日 ブラジルのインテルラゴスで最終戦を迎える。

来年から 1.6リッター・V6ターボの時代が始まり、2015年からは マクラーレン・ホンダ
の再来が伝えられる等、今後とも F1 からは目を離せない日々が続く。 楽しみだ !!


PS ;

今日(土曜日)の予選、ベッテルは1分23秒755で 明日のポールポジションを獲得。
2位がウェバー。 ライコネンは11位、グロージャン13位と 大きく後退。
ハミルトンも12位だった。

明日の決勝の放映は、BSフジ 23:30 から。

2013年9月1日日曜日

日曜日は ACE CAFE ( 2 )

 londontown.com
Ace Cafe London

伝説が混在する街、ロンドン。  "Ace Cafe London" に行ってみよう。

バイカーの聖地としてのみならず、いまやバイクやクルマのあらゆるイベントが開催される
ロンドンの名物カフェ。 老若男女を問わない。 子供連れもいる。
もちろん 日常は カフェとして利用することが出来、確固たる地位を築いている。
今日は ちょうど、日本の旧車(バイク)が集まるイベントが 一時間前から始まったばかりだ。

判り易い行き方は、クルマだと ロンドン市内のハイドパークの北側から
Edgware Rd (A5) を北上し、ブレント・クロス近くの M 1 モーターウェイ入口そばで、
東京だと環八にあたるノースサーキュラー・ロード(A406) を左折し、
3~4Km行ったAbby Rd の陸橋に一旦上がってから ノースサーキュラーの外側の側道に
出て、右折した直ぐの左側にある。
地下鉄Bakerloo線の Stonebridge Park駅 で下車して、4~5分で歩いても行ける。
但し、Padington や Baker Street から Stonebridge Park より北に行く便は 何気に少ないから、
一度 途中の Queen's Park で乗り換えた方が早い。   [地図]

時折 来場する上記写真の様なロッカーに出会ってしまい、
そこに紛れ込むには 少しばかり気合がいるが、
まぁ なんてことはない、臆せず お友達になりましょう。

では、いってらっしゃい !!