2012年7月2日月曜日

London Grand Prix

       [formula1blog.com]
Santander 588

先月の Telegraph の記事では、エクレストンの談話も織り込み、"London GP"
の可能性を示唆している。 この時点では、オリンピックのメイン会場である
Stratford 周辺を考えていた様だが、 第二案は、ロンドンの ど真ん中だ。

また、F1 の冠スポンサーであるスペインのSantander 銀行は、同じく この計画の
可能性を鑑み、バトンとハミルトンを交えた ビデオを作成し
併せて、バーチャルな走行シーンも 提供してくれた。
コースは バッキンガム宮殿の門前をかすめて、ロンドンの中心部を一周するものだ。
(宮殿の庭で 大ロック・コンサートをやる国だから、問題はなかろう !
 BBC News UK、 and [Prince Cahrles Speech]  

大の大人が ここまでのレベルで公表している事なので、
あながち 単なる絵空ごとではないのかも知れない。
エクレストンは、私財を叩いてでも やりたいと言っている様だ。
しかし、今回予定されるコースは ロンドンのほぼ中心地であり、提供できるサービス
のファシリティーや観客席の準備など、他のロードコースと比べて 狭い市街地で
どの様にレースを構築していくかは、かなりの困難も予想される。

ロンドン市長は 自身の立場を踏まえ、"大気や騒音の問題さえクリア出来れば
市の活性化の為には 興味が有ることだ" とコメントした。
しかし、緑の党は 懸念を表明している。
また、シルバーストーン・サーキットのスポークスマンは、"当サーキットは
世界的に見ても F1 開催の為の充分な要件を満たしている。” とし、
ロンドン開催については、あまり いい顔はしていない。

ところで、レースの開催はTokyo でも考えられない事ではなかろう。
ロンドンと東京の中心部 は、その煩雑な状況に於いては かなりの共通点が有り、
むしろ 皇居を中心として考えられるコースの方が、道幅を含めた余裕は
かなり有るものと思われる。
但し 一番の困難な事柄は、日本の警察や消防、公共や市民、メデイア等が、
ロード・コースでのレースの開催について、全くと言っていいほど知識と経験に
乏しく、それが 実現の為の大きな障害となってしまうことだろう。

でも、さらなる障害は やはり 公共を含めた日本の意識レベルの低さ にある。
"おりこうさん" な日本では とても難しそうだ。
ぼちぼち、もっと大人の社界を目指す事を真剣に考えるべきではないのか。
こんな"夢" を観ているのは 私だけか !?


[Telegraph]