一歩間違うと バットマン・モビルになりそうな "Aspid GT-21"。
しかし、ファニー・カーにはならずに その体裁を保っている。
まだCG だが、実車になれば 意外な存在感を体現させるだろう。
パワー・トレーンは、BMW V8 ・4.4 リッター / 450馬力で、7速デュアルクラッチ、
または 6速マニュアルで、990Kg の車体を、0-60mph は3秒、
最高速302Km/h を予定する。
ユーノス・ロードスター レベルの車重に450馬力は、末恐ろしくさえある。
シャシー・プラットフォームは、航空機グレードのアルミ素材を使用し、
80Kg の重量に抑える。 外寸は 4447L×1883W×1226H で、2+2。
アルミ押し出し材のサスペンション・アームと ツイン・プレートのディスク・ブレーキ
を備える。 これは カーボン・ディスクと同等のストッピング・パワーを有するという。
価格については、まだ コメントは無いが、2014年には発売を開始したい意向だ。
"Aspid" は、レース用車輌の開発も行う スペインのエンジニアリング &
コンサルティング企業で、充分なレベルの技術ポリシーを有する。
3年前のロンドン・ショーでは、Honda VTEC を搭載した独創的なスタイルの
車輌のプレゼンも行っている。
現車を まのあたりにして、コクピットにも乗り込んだことが有るが、
なかなかのクオリティーを創出していた。
日本では この手のクルマのマーケットは希薄だが、30年、50年後の持ちごたえ感を
想像するに、それなりのポジションを確保しているであろう事を鑑み、
この様なクルマに 触手を伸ばす諸氏が排出することを願ってやまない。
世のクルマ好きは、もっと冒険すべきであろう。