2012年7月16日月曜日

Lotus / This Paris


Lotus-Esprit-71

Lotus は、今年のパリ・モーターショーには 出ないことになった。

Goodwood では、センター・ステージを務めたものの、
BaharCEO を巡る不祥事や、おそらく従来からの財政的な事情から、
今年のパリには 行かないこととした。
必然的に、2年前のパリ で発表した 今後予定する六つのニューモデルの
去就にも影響することになるかも知れない。
しかし、真近かに迫った "Esprit" の発売は、是非 成し遂げるべき事で
あろう。 あとのモデルについては、むしろ差し迫った問題ではない様な
気がする。 いま、この状況で無理すべきではない。

確かに Bahar がロータスに乗り込んでから行った数々の所業は、
今迄に無かった急進的な内容であったし、社内で軋轢も生んだことだろう。
でも、彼ほど ロータスに改革をもたらした人間は 過去に無かったのも
また事実である。私個人的には それなりの評価はしてもいいと思っている。
多分 ここしばらくは、彼に替わる者は そう簡単には登場しないだろう。
彼の個人的な金銭にまつわる失態は、咎められるべきことだろうが、
ここはひとまず、"百叩きの刑" くらいに留めておいて、更なる改革を
やっていくのも、一つの選択肢だったかも知れぬ。

今回の彼の失態は別としても、ある種 度を超した変革を乗り越えてこそ、
企業を飛躍させることが出来た例は、過去の歴史が示す通りだ。
我が国の Honda も、Panasonic も そうしてきたから 今が有ったのは
周知の事実である。

でも、結果は "神のみぞ知る" ことだ。

[source ; car and driver]