2012年7月27日金曜日

New Exige S


Frankfurt 2011: Lotus reveals the all-new 2012 Exige S and R-GT


今月中旬から  "Exige S" の生産が本格的にスタートしている。
[by Bruno Senna]

今年のロータスは、有る意味、激動の年でもあった。
いや、今は小康状態を保っているが、まだ 予断を許す状況では無い。
今週の憶測では、VW が触手を伸ばしてくる様なことも囁かれている。
プロトンやDRB-HICOM は、従来からVW とのつながりは少なからず
強いはずだし、話が早いかもしれぬ。

Bahar は、British PorscheFerrari を目指したようだが、
ロータスの性格からしたら、McLaren、もしくは トラディショナルな生き方
としては、Morgan のような方向性を目指すべきだったのだろう。
だから、今から行う舵取りとしては、プチ・マクラーレン的な感覚が
いいのではないか。             [The Best of British]

決して大メーカーやナショナル・ブランドを目指してはいけない。
あくまで、キュッと締まったコアな会社にすべきだ。
そして 一番大切なのは、創業者チャプマンの意志を引き継ぎ、
主力は "Light Weight Small" を堅持しなければいけない。
Esprit は、おまけだ。 エンジニアリング部門の稼ぎを併せて、
充分な足固めをした上で 次のステップへ進むのが望ましい。

Bahar の考えた事は、ひとつの方向性としては 間違いではなかったが、
ロータスの存在意義をも失くしてしまうことに為りかねなかった。
やはり、ロータスは "Lotus" でなくてはならぬ。

だって、この世に ロータス以上の何があるだろうか ?
これ以上 愛してやまないクルマは、そうそう有るものではない。
ケーターハムがロータスみたいに育っていくことはないだろうし、
もし そうなる為には、やはり チャプマンか本田宗一郎のような、
希代のクリエーターの存在が不可欠である。

それどころではない !!  今の日本は 正にそういう人間を必要としている。
吉田茂、岸信介、池田勇人、田中角栄の次は誰だ !?
慎太郎さんが もう少し若ければ、面白いことになっただろうな。
それと、白洲次郎的な フィクサーも欲しい。
このままでは 日本は世界から見放されてしまうことに為りかねない。
今こそ脱皮すべき時だが、難しいか !?

ま、取りあえず、今日の所は ロンドン・オリンピックにチャンネルを
合せてみますか。
英車好きとしては、ロンドンに こだわった" オリンピックの見方を しよう。
今回のオリンピックは、我々にとって そういう意味では格別だ。

"こだわりを捨ててはいけない。 つまらない人生になってしまうから。"